皆さん、こんにちは!初回は「消防筋肉」2回目は「消防メンタル」今回は「防災道徳教育」です。東日本大震災後の日本を考えた時、中心軸に「防災」を構え、3刀流教育技法で日本の備えに貢献する会社を設立、今では企業防災・地域防災・幼稚園や保育園での防災教育等に従事しております。「防災」というキーワードが運命にも感じている理由の1つに実はこんな出来事があったのです。退職届を提出する直前でしたが、阪神・淡路大震災の震源地に近い町として知られる淡路島の北淡町(現:淡路市)を訪ねました。理由は全世帯の6割が全半壊し、多くの方が生き埋めになりながら、地元消防団を中心とした住民の協力で尊い命が救われた地域なのです。
「なぜそのような絆があったのか」 という疑問が在職中ずっと頭の中にあり、車で訪問した私の目にパーンと飛び込んできたのは、なんと「道徳教育推進の町」というボロボロの看板だったのです。
この町では、生命の尊さや助け合いについての教育が重視されていたのです。自分の探し求めていたものは、まさに“これだ”と直感しました。その日を境に「防災」は「道徳教育」とセットなのだという確信が生まれたのです。
実は現役時の防災指導や防災講演会は集団に対し一方的に知識や技術を伝える傾向があり、ある意味もったいない…責任は問われませんが後悔が残るのです。防災・減災アクションを起こしてくれるよう結果を出すためにどうしたら良いか悩んでいる中での
新たな概念でしたので、頭の中に誕生した瞬間は、今でも鮮明に覚えています。今後も「防災道徳教育」のタネを全国にまき続け、実るまで信じて行動していく覚悟です。